タイトル無し

昨日、なんとなく高校のクラスメイトの名前を検索してみた。(以下長文)
その人(以下Sくん)はパソコンを使いこなし、ステッカーを制作して売ったり、数々の賞も受賞していて、その当時から大きな才能を感じさせられた。羨ましく思いながら、目標にしていたうちの1人だ。

検索してみると、20件ほど表示された。内容を見る限り全部Sくんに関するものだった。作品もいくつか載っていて、プロフィールが添えられていた。□□□□□□□と名乗りながら活動しているとのこと。□□□□□□□と検索してみると1番上にHPが表示された。ちょっと感動しながらのぞいてみた。2003年に開設したらしく、その当時からのいくつかの作品と日記が載せられていて、1つ1つ作品を見ていった。

同じ教室で同じ期間、同じ課題をした人なのに大きな差を感じた。それは当時から感じていたことだったけれども、そのころよりもその差が広がったことにちょっとショックだった。高校を出て、私は奈良県に、Sくんは東京に進学したことも少しはその差が開いた原因ではあるんだろうけれども、それは決定的な原因ではない。一番問題なのが私の向上心の低さ。その次に熱しやすく冷めやすい性格(興味だけは旺盛なんだけども)。興味のないものには一切目もくれなかった(今は改善されてきた気もするので過去形)。あとインスピレーションとボキャブラリーの無さ。

ショックを受けながらもSくんの才能に感動した私は、変わったかもしれないメールアドレスにメールを(仕事中に)送った。特別仲がよかった訳ではなかったので、ほとんど連絡をとることはなくアドレスが変わっていてもおかしくない。

5分もしないうちに返信されてきた。「久しぶり」の挨拶をすませ、作品を見ての感想を伝えると、昔とかわらずあどけない感じで「ありがとう」と返してくれた。ぜひSくんの作品を手元で見たいと思い、暑中見舞いを作ったなら送って欲しいと言ってみた。すると「暑中見舞いはないけど最近趣味で作った冊子があるから送ろうか」っと言ってくれた。趣味で冊子を作ろうとする所にまた感動しながら、二つ返事でお願いした。

近い内に不気味な封筒が届くらしい。楽しみ。